2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧
Unbelieveable / EMF / '91マンチェ時代、アメリカを制覇したのはポッと出のEMFだった。行けたのはミクスチャーに非常に近い所に彼等がいたからだろうか。新しい音に敏感で激しいスラッシュとスケートを好みロックに捕われない若さを持っっていたからか。2nd…
パンクバンドは沢山いるが凄いバンドは多くない (むしろどうでもいいクズみたいなバンドの方が多過ぎて退屈な時がある) かつてのロックンロールやブリティッシュビートグループにも音楽的共通項は多くある (その多くがパンクの音楽的源泉である) しかし…
Play / The Wonder Stuff / '9010本足のグルーヴ・マシーンことワンダー・スタッフ。人力マンチェの中では最も曲が書けてUK的哀愁を感じさせる愛すべき奴ら。マンチェのブームの中で周りのバンドは打ち込み化するのに、彼等は逆にフィルド(バイオリン)やマ…
Star / Primal Scream Cold Turkey / John Lennon Immigrant Song / Led Zeppelin Begging You(Lakota Mix) / The Stone Roses Nine Acre Dust / The Charlatans Mustapha Dance / The Clash Out Of The Races And Onto The Tracks / The Rapture Well You N…
Stop This Car / The Woodentops / '87パーカッシブアコースティックギター&高速ビート。元祖バレアリックの彼等の音は当時ヒプノ・ビートと呼ばれた。マンチェに属した事はないが、その速過ぎた早過ぎた存在として、再評価希望。明らかに当時区分されたギ…
ミクスチャーのつもりでその実、ネタが少ないなぁとか。 好きな様に書くか… 8月残り3日はやっぱマンチェにしようかな。ネオアコとかポップスとか嫌いでもダンスが入ったらなんで大丈夫なんだろう… 歌の為のメロディー主義が駄目なのかも。しょっぱい音は好き…
Unfinished Sympathy / Massive Attack / '91 しかし流行りとは全く違う、ソウルとヒップホップに英国伝統のレゲエとダブ、最新のグラウンド・ビートとコンシャスラップを加えたスタイルで、時流とは違う地平を切り開いたグループがこのマッシブ・アタックで…
UKのニューウェイブとマンチェには連続性として、その後の“UKロック”等と緩く呼ばれたりするカラーがあったのは確かだ。スミスを中継としてその前後のビートルズ〜ピストルズ〜スミス〜ローゼス〜オアシスと繋ぐかの様な言説がNMEやロキノンで支配的に語られ…
Contact / Big Audio Dynamite / '89 ミック・ジョーンズがマンデーズに嫉妬して作った4thの良曲。元々BADは彼がレゲエ・セレクターのドン・レッツと組んで始めたラガ/ヒップホップ/ダンスロックバンドなのだが、これはハウスを本腰入れて取り込んだ幅の広い…
マジな話、マンチェに未だ何かあると思い込んでいる奴が多すぎる。 セカンド・サマー・オブ・ラブ〜レイブ・ムーブメントは確かに非音楽的に大きな物があった。クライストとインディー・ロック・ファンとCNDとヒッピーを繋ぎレイバーを紡ぎ出し、新しい回路…
Trust Me / Jesus Jones / '91 発売された後、これから先これがロックのスタンダードになると、多くの人間が思い込んだ音。要するにアシッドハウスの優位性は構造ではなく音色であるとし、その意匠をかっぱらいギターロックのフォーマットに落とし込んだのだ…
僕は踊るばっかりでハウス/テクノのことは何となく味でしか分からなくて、アーティスト区別はついてないのですよ。でも一応ファンキーかトランシーかは区別が付きます。黒いか白いか。シカゴ・ハウス〜NYガラージュ〜ヒップハウスとデトロイト・テクノ〜アシ…
Tremelo Song / The Charlatans / '92 インスパイラル・ローゼスと揶揄されながらブラーと並びマンチェから出てきて生き残っているしぶとくも頼もしい彼等。音楽変遷も“甘い歌(ライドのマークと被る)のマンチェドリームポップ”→“キーボードがハードに鳴る…
ようやく発刊されましたスヌーザーのディスクガイド本、書籍コードの無い8月号増刊なので早速寝かせづに購入しました。以外に小さい。ジャケが大きい。フォントが新ゴで読みにくい。横書きが良かったんじゃないの? 普通のガイド本の様な、年代別/ジャンル別…
This Is How It Feels / Inspiral Carpets / '90順当にいって3番目にこなければいけないはずのバンド。しかし今じゃボロクソ言われて顧みられない悲しきブームの被害者。しかしこの音、案外時代に最も添い寝したのではないか? ボツ個性で今ではアウトな音が…
80年代末期は、個人的には洋楽懐古期(&メタル)だったので、ミクスチャーの最初の時期はギリギリ後追い。しかし90年代にグランジ絡みで語られた、オルタナ勃興はミクスチャーが素地を作ったという話を良く書かれていたっけ。記憶するのはメタルの亜流とし…
One Love / The Stone Roses / '90 ローゼスをマンチェスター・ムーブメントの代表者として聴くならば1st発売後の2枚のアルバム未収録シングル(超名曲フーズ・ゴールドとこのワン・ラブ)が分かり易いだろう。アルバム収録曲は長尺ライブバージョンをマンチ…
ラプチャーのエコーズの日本版ライナーでプロデューサーのDFAが語る内容が興味深い。 僕はアメリカでパンク・ロックを聴いて育って、ティムはイギリスでパンク・ロックを聴いて育った プロデューサーチームDFAは米国人のジェームス・マーフィーと英国人ティ…
Mad Cyril / Happy Mondays / '88 マッドチェスターレイブオーン。サッカーフーリガン不良番長のラリラリダンスミュージック。ディスコやハウスの意匠とファンカデリックの形態を白人ロックアンちゃんが再現、ただしどろどろ煮え煮えの陶酔状態で。踊る阿呆…
やっと110だ。で、気になるテーゼ 音楽とはグルーヴの為にあるのだ が引っかかり困っている。 身体性の欠如したジャストな音には存在しない うきうきする躍動感と滑空感。 言葉を連ねても逃げて行くこの掴み所ない物よ。 これを再定義すればR&Rのrollと、も…
Born To Run / Bruce Springsteen / '75これでワークショップ資料はおしまい。後は概出のピストルズ/U2/ビースティー/ニルバナ/ストロークスであるし。 “ボスの愛称で呼ばれる、アメリカンロックの雄。ニュージャージー州の工業地帯で住まれ育ち“ディランの…
昨日午後に原稿を貰い今日中にあげるという、はなまるうどんの様なデザインワークで身体が悲鳴を上げる。いい歳なのでもう24時間仕事などキツイことを自覚。
Immigrant Song / Led Zeppelin / '70“68年元ヤードバーズのジミー・ペイジが当時無名のロバート・プラント、ジョン・ボーナム、ジョン・ポール・ジョーンズを集めて結成。同年デビューアルバム“Led Zeppelin”がベストセラーになり人気グループに。ボーナム…
ひとつ出版してみたいネタを思い付いた。インタビューで構成するグラフィックデザインの本である。 明らかに近年グラフィックデザインは大きな岐路に立たされている。視覚デザインの自立性は希薄になり、グローバリズムを背景にしたブランディング中心に変わ…
21st Century Schizoid Man Including Mirrors / King Crimson / 1969 “21世紀の精神異常者”と今じゃ書けないそうである。まあいい。 35年後の21世紀になっても純音楽的に素晴らしいアタックがあるのは脅威ではあるが、荘厳で威圧的で幻想的な音が描く世界観…
大人げない。ジャンルに捕らわれていると思うだろう。そうかも知れない。 嫌いだ。 メタルがプログレがアヴァンポップがポストロックが音響系がサイケポップがネオアコがデスがノイズがローファイがシンガーソングライターが。 何枚かそれぞれ持ってはいるが…
Light My Fire / The Doors / '67 これほどの完成度と前代未聞のキャラクターがハッキリした1stアルバムを発表したアーティストも居まい。個の内面の深化がその奥の扉を開いて裏返り外に剥いた様な、絶対的な存在感。なれ合いのヒッピイズムからは遠く離れた…
先日のSANDワークショップは内輪参加者だけだったのでキチンとやらず、語りですませてしまう。でもそれはそれで好評だったので良かったかなと。詳細はid:ooka:20040814大岡さん所で詳しく書かれています。 本当は“ハートに火をつけて”を具現化するという物で…
(I Can't Get No) Satisfaction / The Rolling Stones / '65 ついにストーンズである。形容しようと思えばいくらでも思い付くロックンロォルの王者であるが、その歴史は実は不退転の歩みのことである。しぶといとしか言い様がない。 60年代は常にビートルズ…
アフェリエイトから覗く功利的な浅ましさには、個人的に一歩退いてしまう。バナーがウザい以前にその露骨な商売っ気に腹が立つ様に。架空請求と同じ原理で思考が成立している様な世界観がたまらなく嫌なのだ。なまじ広告なんかをかじった性もあるのだろうが…