黒白ダンス

quawabe2004-08-26

僕は踊るばっかりでハウス/テクノのことは何となく味でしか分からなくて、アーティスト区別はついてないのですよ。でも一応ファンキーかトランシーかは区別が付きます。黒いか白いか。シカゴ・ハウス〜NYガラージュ〜ヒップハウスとデトロイト・テクノ〜アシッド〜アンビエントの別れた違いとか。(実は札幌のレットホットやプレシャスでシリアス・ダンサーでした、懐かしい)一番好きなのはブレイクビーツ系なのですが。
で思ったのは、マンチェがアシッドハウスの白い音を取り込んだロックの形態なら、ミクスチャーは無理矢理結び付けるが…もっと黒いヒップホップをファンク経由で取り込んだロックの形態でなかろうかと。つまりはシカゴ・ハウスとデトロイト・テクノの差異に近い指向なのではないかと。地域性と関係があるだけで、ロックのダンスミュージックとしての復権という共通の指向性があったのではないだろうか。ミクスチャーをダンスと絡めるのは確かに無理があるが、当時のアメリカの踊れるロックならばこの方向しかなかったとは考えられないだろうか?
マンチェは肉体性を駆使する事によってファンクを獲得する一部のバンドが出てくる(後にこれらはビックビートへ)反面、ミニマルに流れる物も多かった。ミクスチャーはラップとブレイクビーツの衝撃性のみを追求した結果ファンクを落としモダンヘビーへと退化するのです。後に幸福な出会いとしてビックビートシーンに於いて、元アーバン・ダンス・スクワッドのラッパーのルードボーイがジャンクXLで活躍していた事でしょうか。マンチェとミクスチャーを繋いだのはオランダということで。