至上の愛>市場の愛

quawabe2004-08-17

アフェリエイトから覗く功利的な浅ましさには、個人的に一歩退いてしまう。バナーがウザい以前にその露骨な商売っ気に腹が立つ様に。架空請求と同じ原理で思考が成立している様な世界観がたまらなく嫌なのだ。なまじ広告なんかをかじった性もあるのだろうが、商業主義に対してナイーブな自分が居て恥ずかしい。三十路男がコレではイケナイとは思うのだが、しかしなかなかどうしておぼこは治らないものだ。
ポップスが職業作曲家からロックンローラーに乗っ取られた瞬間を想うと、僕はいつも非常な興奮を覚える。決してチャック・ベリーがヒットを祈願しなかったとは言わないが、しかしそれ以上の物を彼は携えていたと確信するからだ。PTA推薦かのような毒にも薬にもならない所謂エヴァーポップなるジャンルが嫌いなのもそうなのかもしれないな。ビートルズがブライアン・エプスタインやジョージ・マーティン無しで売れた事を夢想するのはバカげたことなのかもしれない。しかしロックンロォルには何かがある、そう思い続けていることでこの無法の世界で綱渡りが出来ているのだ。