music

200songs-137

Since Yesterday / Strawberry Switchblade / '85 例えば映画“ひなぎく”の様に女の子のポップでキュート過ぎるアナーキーなセンスをパンク的ロックンロォル的だと例えることは出来ないだろうか。そんなセンスを持つ彼女達にセデーショナリーズを着て暴れるジ…

200songs-136

Lorelei / Cocteau Twins / '84 コクトー・ツインズをロックンロォルと言い切るにはかなり勇気のいることだが、僕は敢えて断言する。発表当時、このスタイル(浮遊感ある無国籍な女性Voとチープな打ち込みにNWキラキラギター)は彼等のオリジナルであり、デ…

200songs-135

Edge Of Seventeen / Stevie Nicks / '81 今日はB-52'SかGO-GO'Sにしようかと思いましたが止めてスティーヴィー・ニックスです。“スクール・オブ・ロック”でかかっていて気になって先日購入した彼女。もろオールドウェーブのフリー・ウッド・マックのフロン…

200songs-134

Manic Monday / Bangles / '84 ペイズリー・アンダーグラウンドというサイケデリック・ガレージシーンでママス&パパスとヤードバーズを合わせた様なガレージバンドを組んでいた彼女達がアイドル人気のガールズ・バンドとして全米制覇をするきっかけとなる名…

200songs-132

Pretenders / Back on the Chain Gang / '82アメリカからUKに来て、ロンドンパンクに触発されてロックライターからバンドのフロントマンになったクリッシー・ハインドのバンド、プリテンダーズ。独特のブルーズ臭薄いビートバンドスタイルにクールでマニッシ…

200songs-131

Call Me / Blondie / '80今週はNW絡みというか、80年代ののフィメール・ロッカーを。緩く軽く行きます。 で、ブロンド娘。 80年代を規定してしまったパンク以降の最重要女性アーティスト、デボラ・ハリー率いるこのブロンディー。実質はイケイケパンク姐ちゃ…

200songs-130

Just Another Victim / Helmet & House Of Pain / '93 このサントラ“ジャッジメント・ナイト”によってミクスチャーの時代は一つ区切りを付けられる。ダイナソーJrやヘルメットやマッドハニー、ソニック・ユースやパール・ジャムやセラピー?といった所謂グラ…

200songs-128

This Little Pig / Living Colour / '93 突如NYから80年代後半現れた黒人4人組、別名黒いツェペリン。フィッシュ・ボーンと共にブラック・ロックと言われ、パブリック・エネミーに影響を受け「ロックはもともと黒人の物だった」等々社会派発言で物議を醸し出…

200songs-127

Butt Funkin' / Limbomaniacs / '90 かなり高性能だったにもかかわらず、シーンの要請を受けないために消えて行ったバンドの一つ。SFにしては趣味の良すぎるアンチ・スラッシュ・ファンクの本格派ラップハードロックミクスチャーファンク。限りなくP-FUNKに…

200songs-126

Stop Funk'n With My Head / Infectious Grooves /'91決してミクスチャーの範疇に常に入れられる彼等ではないが、明らかに相互影響をシーンに与えていたバンド。ヴェニスビーチの元締めスイサイダル・テンデンシーズのVoとBの別プロジェクト。本家がスケータ…

200songs-125

Is It Luck? / Primus / '91 SF出身のミクスチャーの皮を被った馬鹿テク3ピースプログレファンクバンド。高度な技術を保持しながら分裂的にアクの強いユーモアを奏でるので、フランク・ザッパを思わせる(あんまり聴いた事ないんだけど)。爽快感を与えない…

200songs-124

Epic / Faith No More / '89 LAが良質なハイブリットバンドを輩出したとすれば、SFは悪趣味な分裂気質の変態を排出したと言えるだろう。そんなベイ・エリアからの代表は彼等か(実際はLAとSFの両方を拠点としていたらしい)。 スラッシュメタルにファンクに…

200songs-123

Been Caught Stealing / Jane's Addiction / '90LAのレッチリやフィッシュボーンと同じサークルから現れた第三のバンド。三番手に甘んじていたのは活動期の短さと掴み所の難しさから。彼等は前述の2バンドに比べ、ファンク/HIPHOP/パンク/ハードロック以上の…

200songs-122

Free Yourself / The Untouchables / '85 ミクスチャーを語るなら、フィッシュボーンと共にLAから現れたネオ・スカ・リバイバル・バンド、このアンタッチャブルズも触れておきたい。ミクスチャー発祥の地、L.A.の80年代アンダーグラウンドにはメタルシーン以…

200songs-121

Higher Ground / Red Hot Chili Peppers / '89 御大レッチリ様である。今日的なアメリカン・ロックを代表する彼等もブレイク当時はエキセントリックな色物であった。白人パンクバンドがファンクをやるというツギハギのぎこちなさを、体力と馬鹿パワーの勢い…

200songs-120

Party At Ground Zero / Fishbone / '85 今週は徒然ミクスチャーで行こうか。で、一発目。発端にして未だ、私見ではあるがこのバンドの衝撃を越えたミクスチャーバンドは存在していない。既に70年代中頃よりアメリカのポップスではロックから黒人を閉め出し…

200songs-119

Unbelieveable / EMF / '91マンチェ時代、アメリカを制覇したのはポッと出のEMFだった。行けたのはミクスチャーに非常に近い所に彼等がいたからだろうか。新しい音に敏感で激しいスラッシュとスケートを好みロックに捕われない若さを持っっていたからか。2nd…

200songs-118

Play / The Wonder Stuff / '9010本足のグルーヴ・マシーンことワンダー・スタッフ。人力マンチェの中では最も曲が書けてUK的哀愁を感じさせる愛すべき奴ら。マンチェのブームの中で周りのバンドは打ち込み化するのに、彼等は逆にフィルド(バイオリン)やマ…

200songs-117

Stop This Car / The Woodentops / '87パーカッシブアコースティックギター&高速ビート。元祖バレアリックの彼等の音は当時ヒプノ・ビートと呼ばれた。マンチェに属した事はないが、その速過ぎた早過ぎた存在として、再評価希望。明らかに当時区分されたギ…

200songs-116

Unfinished Sympathy / Massive Attack / '91 しかし流行りとは全く違う、ソウルとヒップホップに英国伝統のレゲエとダブ、最新のグラウンド・ビートとコンシャスラップを加えたスタイルで、時流とは違う地平を切り開いたグループがこのマッシブ・アタックで…

200songs-115

Contact / Big Audio Dynamite / '89 ミック・ジョーンズがマンデーズに嫉妬して作った4thの良曲。元々BADは彼がレゲエ・セレクターのドン・レッツと組んで始めたラガ/ヒップホップ/ダンスロックバンドなのだが、これはハウスを本腰入れて取り込んだ幅の広い…

200songs-113

Tremelo Song / The Charlatans / '92 インスパイラル・ローゼスと揶揄されながらブラーと並びマンチェから出てきて生き残っているしぶとくも頼もしい彼等。音楽変遷も“甘い歌(ライドのマークと被る)のマンチェドリームポップ”→“キーボードがハードに鳴る…

200songs-112

This Is How It Feels / Inspiral Carpets / '90順当にいって3番目にこなければいけないはずのバンド。しかし今じゃボロクソ言われて顧みられない悲しきブームの被害者。しかしこの音、案外時代に最も添い寝したのではないか? ボツ個性で今ではアウトな音が…

200songs-111

One Love / The Stone Roses / '90 ローゼスをマンチェスター・ムーブメントの代表者として聴くならば1st発売後の2枚のアルバム未収録シングル(超名曲フーズ・ゴールドとこのワン・ラブ)が分かり易いだろう。アルバム収録曲は長尺ライブバージョンをマンチ…

200songs-110

Mad Cyril / Happy Mondays / '88 マッドチェスターレイブオーン。サッカーフーリガン不良番長のラリラリダンスミュージック。ディスコやハウスの意匠とファンカデリックの形態を白人ロックアンちゃんが再現、ただしどろどろ煮え煮えの陶酔状態で。踊る阿呆…

200songs-109

Born To Run / Bruce Springsteen / '75これでワークショップ資料はおしまい。後は概出のピストルズ/U2/ビースティー/ニルバナ/ストロークスであるし。 “ボスの愛称で呼ばれる、アメリカンロックの雄。ニュージャージー州の工業地帯で住まれ育ち“ディランの…

200songs-108

Immigrant Song / Led Zeppelin / '70“68年元ヤードバーズのジミー・ペイジが当時無名のロバート・プラント、ジョン・ボーナム、ジョン・ポール・ジョーンズを集めて結成。同年デビューアルバム“Led Zeppelin”がベストセラーになり人気グループに。ボーナム…

200songs-107

21st Century Schizoid Man Including Mirrors / King Crimson / 1969 “21世紀の精神異常者”と今じゃ書けないそうである。まあいい。 35年後の21世紀になっても純音楽的に素晴らしいアタックがあるのは脅威ではあるが、荘厳で威圧的で幻想的な音が描く世界観…

200songs-106

Light My Fire / The Doors / '67 これほどの完成度と前代未聞のキャラクターがハッキリした1stアルバムを発表したアーティストも居まい。個の内面の深化がその奥の扉を開いて裏返り外に剥いた様な、絶対的な存在感。なれ合いのヒッピイズムからは遠く離れた…

200songs-105

(I Can't Get No) Satisfaction / The Rolling Stones / '65 ついにストーンズである。形容しようと思えばいくらでも思い付くロックンロォルの王者であるが、その歴史は実は不退転の歩みのことである。しぶといとしか言い様がない。 60年代は常にビートルズ…