高円寺中野サウンドデモ

高円寺ニート組合主催「放置自転車撤去反対!オレの自転車返せデモ!」いや〜面白かった。最高!

クリティカル・マスなんかとは比べもんなんないくらいいい加減でずぼらでまぬけでカッコイイやばいイベントでした。つうか正しくパンクでアナーキー「Reclaim the Streets」精神を体現したイベント。高円寺ニート組合ってのも本来の社会学的蔑称を転倒させクールに改変させた秀逸なネーミング。本当にニートかどうかを問う様な安い思考の人は理解不能でしょうが。つうか公共権問題に対して経験感覚を持っている人間はこうした彼等の様な人らだけだね。世間知ではなく社会知覚で動くってことね。大体、市民(シチズンシップ)ってのと公権力は常に対立構造だよね。

ttp://www.mkimpo.com/diary/2005/koenji_05-08-20.html
「消費税増税賛成!嘘です!」「路上は国の物ではありません、古代人のもんだ!」「(職質で)職業は何ですか?とか失礼なこと聴くな!!」「今、警察官のコミュニケーション能力の低下が社会問題になっています! 警察官は話し方講座に通いなさい!」「高円寺最高」「小泉…今日子じゃないヤツなんてしらねぇ!!」「機動戦士に警察が勝てるわけがないだろ!」「自転車返却5千円! カツアゲかお前ら!」「ちゃりんこですぐ職質すんな!」「フリーター最高」「高円寺自治空間!! 楽しく遊ばせろ!」その他罵詈雑言の素晴らしい創造性。
コンプライアンス悪法遵守の良識市民は眉をひそめるでしょう。ただそれは大正デモクラシーや昭和20年代の争乱や60年代の狂乱は無かったこととして大本営に巻き込まれてきた歴史を追認するだけですね。大人しく流れの中で既得権を手放して世間の中でびくびくして年を取って下さい。




昨今の潮流。小さな政府と大きな市場至上主義って思想、グローバリズムの浸透、新自由主義の台頭、それにナショナリズムの高揚は必然である。管理社会のリスク主義もしかり。小さくなった政府の仕事は国防と治安維持でしかなくなり、市場に影響しない自由は叩かれる。当然それらを誘導している資本(プール)も存在している。植草教授と勝ち組負け組とホリエモン靖国とブッシュと郵制は全部パラレルな問題である。

高円寺のこの小さな、しかし大きなサウンドデモは、それら新秩序主義を嗅覚で嗅ぎ取った都市のドブネズミのマツリ(祭り・政)であった。僕らのブランド「Radical Left Laughter」もドキドキと面白くってイキイキしてグラグラして(Radical)、自由を愛す反権力の反骨精神を持ち(Left)、ギャグと洒落と誹諧を忘れず(Laughter)行きたいよね。