18「テリトリー陣地戦」

範疇はここだ。政治的に生きざろう得ない社会主体と場、その問題系軋轢ノイズ軋み。そしてその政治的生から生まれる文化と芸術、つまり歓喜と自尊と怒り。それらの歴史と位置関係、背後にある思想と直感。そして包括する笑いとポップ。カルスタ・ポスコロを理解出来ない人間は多い(君はそんなに摩擦係数が低いのね)が、このTシャツ群はそこからもさらに逃走する。フライング・サーカスの全てを受け入れるチャンネルがあれば不可能ではないが、僕らの範疇もずいぶんと歪んで特殊なのだ。
芸術の内包する政治、抵抗が反響する音楽、POPに飾られた運動、グルーヴを加速させる思想、快楽と反権力の誹諧。全てを必要とする人間には出会ったことはない。けれどもこれが新しいジャンルのトップポイント「プラトー」だ。切り口は新しいハイを生んでいる、交換贈与し語り関わる人が増えるたび肯定されている。人に逢うごとにRLLと繋がりを探し、さらに待望される。この範疇を新たな茶の湯としてフォームとして定着させよう。これは一つの概念の発明だ。