あらためてスクールオブロック

quawabe2004-05-21

触発されたmatterhornさんの日記です。id:matterhorn:20040511

常々思っているロックンロォルとは…みたいなことがドンぴしゃで書かれていました。僕自身はあまりファットなコメディーそのものには興味はないのですが、摩擦係数を下げるための潤滑剤としての一つのスタイルであるとは思います。
昨今のというか、日本のバンドブームの変人競争みたいな所に僕自身はロックンロォルを感じないのです。海外でもそのような認識があるのは知っています。でもコンセプトを突き詰めちゃった進化をしたジャンルも違うと考えますし、極端なことや最先端なことやアヴァンギャルドな事がロックだとは僕自身は以前から思っていません。危ないことや放蕩や無茶をするスタイルをロックと勘違いしてもいけないと思います。そんなものは個人が先にあってのことです。
ロックンロォルとは、資本主義によって高速に回転する非人間的な消費日常の中で個人の上げる悲鳴ではないでしょうか。構造的差別がもたらす圧迫や軋轢に対して漏らしてしまった本音であるとか、生きにくい事柄と自分の距離であるとか、そういうことです。だから楽しく過ごすためのアイテムとか流行の音楽では決してないのです。無理にロックになる事自体が語義矛盾であります、ありのままの個人と世界の摩擦のことなのです。