2007ベスト

「今年も音楽をたくさん聴けなかった」と毎年いいわけをしているね。
http://d.hatena.ne.jp/quawabe/20060116
http://d.hatena.ne.jp/quawabe/20061231

例年通りに自慢できるほど音楽に触れてません。でも今年は、大恋愛をしてしまったので、音楽がよく聴こえる。平岡正明が指名手配中が一番良く聴こえると云っていたけど、そう、人は音の聴こえは精神状態で違うのである。というか感受性の意識変性は、芸術鑑賞が芸術感傷だということを示す。いい耳が戻ってきたことを素直に喜ぼう。



順不同

Sound of Silver
1.LCD Soundsystem/Sound of Silver

War Stories
2.UNKLE/War Stories

リミックス天国
3.Soulwax/Most of the Remixes...

No Not Me Never
4.The Photo Atlas/No, Not Me, Never

Mirrored (WARPCD156)
5.Battles/Mirrored

6.Siva/The Story Is Complete, But I Think We've Lost The Book

A Weekend In The City
7.Bloc Party/A Weekend in the City

Untrue
8.Burial/Untrue

眠る男(DVD付)
9.PRIMAL/眠る男

10.DeepThroatX/「学生/泥棒/機械」Soundtrack


1.一番聴いてたし、完成度も高く印象も強い。パンクバンドがハウスを演奏するという昨今ディスコ・パンク〜ディスコ・ダブ〜ニューレイヴの流れの完成形かなーJusticeも流行った今年らしさも当然彼等が呼び水。

2.アンクルはLCD Soundsystemよりもロックにシフトしてさらにゴシックになった。当然好きだが正直痛々しい、それについては、レディオヘッドの新作と似た感を持つ。これも飽きずに聴いていた。

3.彼等がいたらオレDJしなくていいわ、ってなポップチャートのツボとダンスのマジックを両方持ったリミックスCD。2Many DJ'sの人のバンドなんだけど、何故かリミックス集。アゲアゲ。

4.At The Drive-In的なUSインディーぶち切れ感とMaximo ParkとかのUKポストパンクノリが合わさった様なお得なバンド。ブレイクしなかったのは残念。

5.たぶん今年オルタナ系ロックで一番ブレイクしたのはバトルスじゃないかな。ワープから1st出て、ジャパンツアーもソールドアウトだったし、どこでもポスター貼ってたし、ユニオンはエコバックまで作ってた。確かにポストロック系では相当完成度も高い。2曲目は散歩のテーマ。

6.BattlesもBurialもこのSivaも彼女に教えてもらった。このドイツのradioheadに影響を受けた打込みと生が交錯するエモバンドなんて、オレじゃ探せないわ。スルメ系で作り込みがしっかりしているので飽きないエモはドイツが進んでるね。

7.アークティックもニューレイヴにもあんまハマらなかったので今年はUKロック(英国音楽芸能界)は個人的には不作。1stがエコバニ〜キュアーなポストパンクNW風だったのが2ndではU2になったかの様な緻密さ。

8.ダブステップもこんなに洗練と印象を。ものすごくいいのはどこかMassive Attacを思い出すからかな。メランコリーで繊細な孤独のダンス音楽。ひとり通勤電車で聴いてました。

9.MSCの人のソロ。漢の身もふたもないニヒリズムと対をなすかの様な、ストイックなロマンチズム。やはり提示する世界観の魅力が最後には。リアリティはやはり邦楽だけにほかよりも近いものを感じる。

10.高円寺一揆でのオオトリも記憶に残るディープスロートXのレア音源。何曲かは何日か繰り返して聴いてました。自分は飽きっぽいのだけど、そんな聴き方が出来たのは、彼等とLCDとBattlesとALTZだけ〜