COSMO

高円寺阿波踊りが、今年は前夜祭がないので26/27日に行われますね。でそれに乗じて、COSMO(akaDOMスタ祭)- 一夜限りの復活 -が12-12Hで久々に開催されます。あまりにヤバいイベントで告知は控えているみたいですが。
それに法政公開講座平岡正明のDJ寄席 芸能の真相/深層」にも出かけます! こちらもヤバい平岡さんのトークショウです。
https://www.hosei.org/kouza/S064011.php


さてこの時代はポスト・フォーディズム期。
ロックンロォルはフォーディズム(流れ作業による大量生産工業化)の為のBGMとして、アメリ生活様式グローバル化とともに広がっていった。ビルボードトップ10というポップミュージックの商業規格によって一つの商品としてロックンロォルは、世界のフォーディズム化とともに世界音楽化していった。しかし英米のポスト・フォーディズム化によって、ロックンロォルはフォーディズム的性格の変容をせまられながら衰退、マイケル/マドンナ/プリンスといったスーパースターが現れる。
80年代英米でのネオリベ新自由主義化とポスト・フォーディズム化はパラレルな現象だった。その変化によって工業都市は過疎化しアンダークラスを寄せ集め若年ホームレスを作り出しinnercityとなった。そこではinnercityのcommunity musicとしてhiphopとpunkHCが紡がれた。新しい打ちのめされた世代の共同体の音楽だ。
ネオリベ第三世界抑圧の象徴としてのcommunity musicであるreggaeやinnercityのポスト・フォーディズム化したマイノリティのcommunity musicであるhouseをそこに入れてもいいだろう。
ポスト・フォーディズム化したこの20年以上前から、音楽はinnercityのcommunity musicから吸上げポップミュージックの商業規格へ作り上げながら進んでいる。
アンダークラスの若者が感情労働かホームレスか犯罪かの選択を迫られながら、紡ぎ出す仲間との朋友愛としてのcommunity music。それしか今は音楽は信じてはいない、ポップミュージックの購買的世界革命に惹かれる気持ちもあるのだけれどね。



RLLとして高円寺の最深部へコミットしはじめて1年半。高円寺の事情通でCOSMO主催のサカグチくんと最近話をするようになった。ただのお客としてドムスタ祭に行っていた頃は考えられなかったけれど、RLLの5月の自主イベント「スバラシキナカマ」に飛入りで彼が発言してくれたりして交流出来たのがポイントかな。高円寺のcommunity music sceneに少し近付けて、正直嬉しい。明後日は楽しみだ。