ニ ニ ニッ!!!

地獄に堕ちた野郎ども

嫌韓反中の子供達が最近mixiでよく引っかかる。23万を超えていよいよ所得層が広がったと見るべきだろうか。2ちゃんねるでは素顔が見えなかった(というかネタにしか思えなかった)彼等が白日に曝された感がある。
80年代生まれの、とても精神的に若い自己像も描けない頃にコバ/作る会のヘゲモニー下に落ちた子達。決定的な価値観を見出せないバブル崩壊後の中で育ったことに同情はするが、余りに世間に揉まれていなすぎて滑稽でどうしようもない。彼等のマイミクを見れば見えて来る、局所の些細なディティール違いをアイデンティティーとする羞恥の無い露出と、歴史と天下国家を上から眺める呑気な主観。自らの姿を歴史の中に見出せないでいるのは余りに自意識が低過ぎるのではないか。
最近ニートと言われる、フリーターをしたりしなかったりする層ときっと被るのだろう、などと思うのはその小児的態度からではなく、彼等の豊かさを見て。消費欲求にひたすら忠実で、手探りの自由を自立と引き換えに手に入れているライフスタイルからの推測。上司部下のいる職場でおとなしくしていることも想像出来るが、大方当たっているだろう。
中曽根民活の産湯に浸かり、自己責任に疑問符を持たない新自由主義の申し子達の世界とは何と無情に見えることだろうか。血縁と僅かな友人以外は、万人の戦争状態、に見えているのだろうね。
僕だって無邪気に性善論は持たないが、そこに友愛あっての自由を見て、国境の先の誰か、先達や未来の誰かと繋がりを感じて生きるのが、世界と自分の在り方だろう。

彼等は労働運動をどんな風に見ているのだろう。民主主義だってそうだ。
「何でも金で買える」と言える状態を上がりなどと思っているのなら醜悪だけれど。