ハハカラマナブニヒリズム

quawabe2004-09-19

母上、上京。健康そうでなにより。
しかし加齢に驚くも、以前よりも野暮ったさが目に付く。
自分の生活が洗練されたという事なら、それは趣味のよい人と同居した結果か。
元々裏日本の田舎者だという自戒をこめながら、母に意見する。しかし自分のルールは誰のルールだったのか。

結局、プライドや自負心すらもパワーポリティックスの中で絡めとられて、弱い者はその自らの存在を卑しめるか、見渡すことの出来ない井の蛙として振舞うか、しかないのだ。
先日見たジミヘンのドキュメンタリーで、彼は自己存在の肥大したエゴとマイノリティーである同胞との間で引き裂かれ、ついには孤独な一つの存在にまで降りて行った。
峻別しながら生きるということは孤独を噛み締めることなのだ。そこまで行くには自分は未だ甘いのだと感じる。虚無を体験出来て居ないというのだな。