Nagasaki Nightmare

quawabe2004-08-09

ロックンロォルは、常にブルーズに付きまとってきた。ロックンロォルは白人がブルーズを真似ること自体だった最初期から始まり、常に音楽的源泉として触発され 、70年代の黄金期に於いてもブルーズを参照元(ネタ)としてきた。現代では音楽形式だけではなくプレイヤーの憂いを表現する作家主義(ロックンロォルの私小説化)としてもブルーズのフィーリングが機能している。つまりロックンロォルはブルーズを湛えたリアリティーが必須であるということだ。ブルーでなければポップスである、ただの産業音楽である。そんな訳で、ニルバーナしかりオアシスしかりレディオヘッドしかり、昨今のロックンロォルは全てがブルーズの子供だとも言えるのだ。