SSW

quawabe2004-07-11

あぁ、つくづくバンドの音が好きなのだと感じる。
打ち込み物から卒業したこともあって、極端に一人の人間が作った音盤が聴けなくなっていることに気付いた。密室感と閉じたアレンジが極端に苦手である。昔から職業作曲家の楽曲は肌が合わなかった。物心付く頃から歌謡曲でもバンドアレンジがしてある方が好みだった。なんだろうこれは。
先日、友人がバンドの音をとあるプロデューサー(?)に聴いて貰ったところ「ジャムって曲を作るな」と言われたそうだ。その話を聞いて俺は「そいつ耳悪いんじゃない? それとも趣味が悪い?」と悪態をついた。そう、ジャムって作りこんだ曲が最上だと俺は思っているのだ。アレンジの押し引き、タイム感や楽曲の解釈等は絶対一人で作り上げた物より心地いい。セーノでベードラに乗せていくうわものと歌の絡み…これこそ身体性を獲得した時間芸術の醍醐味。
で、家のCDラックにはほとんどシンガーソングライター物が無い。極端に避けているのだ。エルトン・ジョンもスティーブン・スティルストッド・ラングレンジャクソン・ブラウンも無い。70年代前半のニューソウルは有名所は押さえているが、対応した白人のSSWブームの盤は無い。最近のエリオット・スミスロン・セクスミスやヘイデンやルーファス・ウェインライトジェフ・バックリーも当然持っていない。威張れる事ではないがそうなのだ。
あ、でも他の奴ら、&クレイジー・ホースとか&レボリューションズとか&アトラクションズとか&バット・シーズとかの盤は好きです。