アウッ ら?

quawabe2004-07-10

プロダクト大量生産品はカッコイイ。ただの1枚の絵は重苦しい。それをスキャンさせ大量に印刷するかWeb上にアップしなけりゃだめだ。つまりグラフィックだ! ウォホールが見つけた有名ってことはポップ、大量生産品はポップってことは真理だ。そこにただの商品とは別の意味を見いだす。たまたま商品とは別の付加価値が付くだけだ、狙えるならもっと物は売れている。高額でも駄目だし、限定品ではダメ。大貫卓也のやっているペプシのおまけキャップ、あれはかなり計算が入っているが、全て上手くいっているとは思わない。どこかなにかポップはマジックが必要だ。ポップを企画して上手く儲けるにはリスキーだ。でもポップは全能だ!
ロックンロォルはポップな商品でなければならない(でもポップスではいけない!)。プラスティックラジオから流れ出す衝撃的なリズム、チャートでヒートアップするシングル群。それらは市場の要求に応えながら、その中に規範からはみ出す革新性を忍ばせる。そもそも50年代のフォーディスムとラジオネットから産み出された全米と言う概念を作り上げたのがロックンロールシングル7インチだ。全ての若者が7インチのジャケットを眺めて夢想したのだ。中産階級白人用音楽ではない全世界初の混血ティーンエイジャー用音楽。これこそポップの全ての規範だ。
ロックンロォルはバックビートスタイルに乗せ、女の子とスピードとSEXを歌う事によって世代間闘争を引き起こした。ポップがライフスタイルとして音楽以上の音楽になった。これが60年代末を用意した。古い良識とポップが闘ったのだ。これからもポップは闘ってゆく。拝金主義でもなく差別主義とも違う安物だからこその全能感覚!