フェアトレードとポール・ギルロイ

ライスワークで、社会起業講座企画しました(実際の企画は同僚のマイミク潤也さんです、おいらはチラシとかとか)。

マイミク様でご興味ある方いらっしゃいますか?
申し込みはリンク先のHPから。
10日以外は、自分intellipunkもいます!

10日は、ライフワーク。ポール・ギルロイの来日公演でRLLが参加させて頂きます…
(あと来年3月のネグリ来日もRLLは絡むかも!? http://negri.jugem.jp/
とにかく以下告知を見てよ!


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社会起業家ゼミ
フェアトレードビジネスのすべて】
(ATJ、ネパリ・バザーロ、People Tree、スローウォーターカフェ)のご案内

南北の圧倒的な格差。そして私たちの商品から見える搾取の構造。それらに気づき、胸を痛めた人たちが、国際交流を通じて、この問題に対峙してきました。不公正な貿易の仕組みをつかって先進国だけが儲かって貧困がさらにひどくなる事業ではなく、つくる南の人々の生活を豊かにする仕組みとしての公正な貿易、フェアトレー
ドという事業がそこから生み出されました。日本でも事業によって人々の意識と世界の仕組みを変えようという試みが20年前から始まりました。市民活動を事業化することで、雇用を生み出し、日本の消費も変えていく。そのプロセスから、継続的にしかも着実に社会を変えていくことができる。いいことやってビジネスになる、こんなすてきな社会的な事業にどう関わっていけるか、まずは、「フェアトレードって何?」というところから。

フェアトレードとは、発展途上国などの弱い立場にある生産者や労働者が自立できるように、公平な国際貿易取引を行うこと。途上国支援運動を持続していくためにも、フェアトレードを事業として継続するビジネスにしていき、「買い物で世界を変える」ことを目指している。

※ソーシャル・アントレプレナー(社会起業家)
社会をよくしようとする志をビジネスを通して実現しようとする人。既存ビジネスを、社会をよくする方向に持っていこうとする人も含む。

【日時】9月26日(水)10月10日(水)16日(火)24日(水)各日とも午後6時半〜8時
【場所】横浜メディア・ビジネスセンター6階・7階(JR関内駅徒歩5分)
http://www.ventureport.jp/?action_user_info_access=true
【費用】各回とも1000円(資料代など実費)
【主催】横浜ベンチャーポート・横浜市経済観光局
講師のお話を中心に質問・意見・情報交換。終了後、参加者間の交流会あり。


【ネグロスバナナからはじまって20年】
9月26日(水)午後6時半〜8時

昔は高価な果物だったバナナ。現在安いのは、多国籍企業が、農民を安く酷使し、農薬で苦しめているから。この構造を知った消費者運動が80年代ひろまった。フィリピン・ネグロス島が、砂糖価格暴落で飢餓に陥り、緊急支援のNGO 日本ネグロス・キャンペーン委員会が1986年に結成されたのを機に、南の人たちが自立できる支援として、日本で無農薬バナナを公正な形で輸入販売する取り組みが生協の協力で開始され、オルター・トレード・ジャパンが設立された。現在バナナをはじめ、コーヒーやエビ等を全国へ供給している日本におけるフェアトレードの老舗の老練の流通のプロからその実際を。救援活動から起業して事業化したプロセス、フェアトレ−ドの持続発展、また国際連帯を事業化する上でのポイントも伝授。

ゲスト:近藤康男さん(株)オルター・トレード・ジャパン
http://www.altertrade.co.jp/
1946年生まれ。農協の全国連合会である全農に28年ほど勤務し、前半は畜産農家、農協を配合飼料の営業・農協型畜産インテグレーションの仕組み作りのために歩く。後半は外国為替のディーリング、国際金融業務、海外の穀物会社の買収・経営参加、その後事業管理・損益管理に携わる。一貫して食・農・グロ−バリゼ−ションを課題として意識し、99年3月からATJ に参加。07年6月に常勤取締役を退任するまで、前半は主として産地の生産・供給体制整備、商品営業の責任者として、後半は経営企画、海外の主要パ−トナ−・現地法人の財務管理、を担当。

参加申込み→http://www.ventureport.jp/index.php?action_user_seminar_seminarlogin=true&SEMINAR_ID=67


【ネパリ・バザーロ事業化までの道のり】
10月10日(水)午後6時半〜8時

企業につとめながら、子育てに一段落してネパールを訪問した際、中学時代に聞いた不安定な国情と農村部の貧困の状況が全く変わっていないことにショックを受け、市民団体を設立。衣類を中心にコーヒーなどをフェアトレードで輸入販売し始め、97年に法人化し、代表になった土屋さん。横浜市栄区本郷台駅前の地球市民プラザに直営店を開くほか、全国のお店に卸す。日本で売れる品質とデザインを企画し、ネパールに特化して現地との信頼関係を築いて品質向上に努める日々。独特の雰囲気のある商品紹介と記事が満載のカタログ。傑出したレベルで国際交流とビジネスを両立させた横浜発社会起業の創業者の生の話。

ゲスト:土屋春代さん(ネパリ・バザーロ代表)
http://www.nbazaro.org/
IFAT認定フェアトレード団体 ネパリ・バザーロ代表。1952年横浜生まれ。1991年、企業に勤務しながらボランティアとしてネパールの子どもたちの教育支援を開始。しかし、ネールを訪問する中で、真のニーズは仕事の機会創出と知り、日本市場で売れる商品作りに取組むため、退職して1992年8月有限会社ネパリ・バザーロを起業。経済力をつけることで、社会問題に正面から取組む動きはその前から少しずつ始まっていたが、まだまだボランティアは無償行為が正しいと思われていた時代で継続を危ぶまれたが、順調に成長し、今年で16年目を迎える。注)IFAT: International Fair Trade Assoiciation

参加申込み→http://www.ventureport.jp/index.php?action_user_seminar_seminarlogin=true&SEMINAR_ID=68


【ファッションブランドになるフェアトレード
10月16日(火)午後6時半〜8時

90年に来日したインド系イギリス人のサフィア・ミニーさんは、フェアトレードが浸透していない日本の現状を憂え、NGOグローバル・ヴィレッジを設立。94年に横浜市の助成を受けて「環境と人にやさしい衣料品プロジェクト」を開始。事業拡大に伴い、9年に法人化。当初は横浜市の自宅ではじめ、最初の9年は赤字だったという立上げからの苦労があったが、今は自由が丘と表参道に直営ショップを展開するほか、「ヴォーグ・ニッポン」との共同企画をするなど、一つのファッションブランドとしても認知され、大手リテーラーとの契約も。

ゲスト:胤森なお子さん(ピープル・ツリー/フェアトレードカンパニー株式会社常務取締役/広報ディレクター)
http://www.peopletree.co.jp/
1983年から98年まで通信会社に勤務し、顧客対応、広報、販促などの部署で語学と広報スキルを磨く。在勤中の1995年にフェアトレードカンパニーの活動を知り、「買い物を通じた国際協力」というコンセプトに賛同。ボランティアでイベント出店や翻訳の仕事に携わる。1999 年1 月、カタログ雑誌「アースカタログ」(2000年から「ピープル・ツリー」)の編集・広報担当として同社のフルタイム・スタッフとなる。記事執筆と編集のほか、広報、キャンペーンの企画・実施など幅広い業務を担当。2001年に広報・人事担当の役員に就任し、フェアトレードのスポークス・パーソンとしてセミナー講師などを務める。2006年、現職に就任。

参加申込み→http://www.ventureport.jp/index.php?action_user_seminar_seminarlogin=true&SEMINAR_ID=69


【スローなビジネス ナマケモノフェアトレード
10月24日(水)午後6時半〜8時

1999年に設立された環境NGO、「ナマケモノ倶楽部」の活動から、スローライフがキーワードの「スロービジネス」が次々に生みだされている。スローウォーターカフェもその一つ。南米エクアドルの森で森を守りながら暮らす人びとと、手仕事による食品、雑貨を企画、輸入、販売する。エクアドルの4つの森でのフィールドワーク、何がフェアなのかいつも模索しながらの作り手とのつきあい、会社の立ち上げ、ワクワクの商品企画、日本での営業、お客さまとのつながりなど、等身大でゆっくり小さく続けるスロービジネス。お互いの暮らしや文化、環境を高める「新しいつながり」づくりのお話。

ゲスト:藤岡亜美さん(スローウォーターカフェ 共同代表)
http://www.slowwatercafe.com/
1979年生まれ。学生時代から環境NGO ナマケモノ倶楽部の活動やカフェスローの立ち上げに中心的に関わる。エクアドル滞在中に、作り手たちとの交流を深め、有機コーヒーの焙煎と、雑貨輸入を開始。ETIC.主催の日本初の社会起業家コンペ「STYLE2002」で、優秀賞・感動賞を受賞し、フェアトレードの企画、輸入、卸を展開するスローウォーターカフェ有限会社を設立。エクアドルと日本で、水筒ホルダー、唐辛子入りアヒチョコレート、ハチドリ印、携帯型マイ箸森のお守り、背番号9Tシャツ、9パン、などをプランニング。2007 年長女を自宅出産。農をテーマにしたNPO の代表をつとめるパートナーや、会社の仲間たちの協力を得て、半農半フェアトレードな暮らしを模索中。7月直営店オープン。

参加申込み→http://www.ventureport.jp/index.php?action_user_seminar_seminarlogin=true&SEMINAR_ID=70

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10/10 和光大学総合文化研究所公開シンポジウム
ポール・ギルロイ講演会 Could You Be Loved?】
http://www.wako.ac.jp/what_new/2007/2007-0913-1009-1.html

 和光大学総合文化研究所が主催するシンポジウムのお知らせです。

『ブラック・アトランティック』の翻訳、刊行によって、日本でもますます注目されつつあるポール・ギルロイロンドン大学スクール・オヴ・エコノミクス)氏が来日し、東京では和光大学で語りあいの集いをもちます。

 何百年もかけて新大陸に移動した「黒い大西洋」、ディアスポラ(離散)のネットワークは、もうひとつの近代とも言うべき文化と政治、自由や自律に対する特異かつ普遍的な問いかけや構えを生みだしてきました。では、9/11以降の世界、「テロに対する戦争」の時代に、ブラック・アトランティックの思考と身ぶりは、どのようなグル−ウ゛を紡ぎだすのでしょうか? それはグローバル資本主義サウンドトラックに終わるはずがありません。

 では、「黒い大西洋」の文化は、どのような惑星規模の、あるいは世界市民主義(コスモポリタニズム)的な広がりに連なっていくのでしょうか?

 今回のシンポジウムでは、アメリカでボブ・マーリィの音楽がよく聞かれるようになった移動の経緯をふりかえりつつ、移動や離散の文化政治と音楽、物語のもつアクチュアルな力の可能性について考えてみることにしました。

 日本でも、レゲエやダブなどの黒人音楽は、日常的に聞かれているポップやダンス音楽、その周辺文化のすみずみにまで影響を与えており、その意味でも、今の時代/世界状況でディアスポラの重要な結び目の一つであるボブ・マーリィをきっかけに考えられることは少なくないはずです。

 シンポジウムと銘打っておりますが、ギルロイ氏の講演はもとより、日本からの応答コメントも、ボブ・マーリィのトラック(一曲)をタネ/ネタにして、音楽を交えたワークショップのような場にしたいと思います。

 ポール・ギルロイの思考、言葉と、ブラック・アトランティックのビートのうねりに身をあずけてみませんか?

多くのみなさんの参加をお待ちしております。


■日時 2007年10月10日(水)15:00-18:00(開場14:40)
■場所 和光大学 J−301教室
■主催 和光大学総合文化研究所
■入場無料 予約不要(鶴川駅より徒歩15分あるいはタクシー5分程度)

■講演 『Could You Be Loved?』
 ポール・ギルロイ(ロンドン経済政治学術院(LSE))教授)
 通訳:木幡和枝 東京芸術大学美術学部先端芸術表現科教授

■ディスカッサント(討論者)
 毛利嘉孝 東京芸術大学音楽学部音楽環境創造科准教授
 鈴木慎一郎 信州大学全学教育機構准教授
 上野俊哉 和光大学表現学部総合文化学科教授(司会兼任)

お問い合わせ 総合文化研究所
Mail:souken@wako.ac.jp

当日はRLLのTシャツがオフィシャルスタッフのユニフォームであり、即売もあるかも。有職者と学生の値段を分けるという差別にとりくみたいかも。すこしでも多くもってる奴らから逆搾取。