51「売名行為」

GJ


さてさて、今頃Fujiに行っている知り合いもたくさんいるんだろうね。かくいうおいらの妹は地獄の一回目から皆勤賞組。最近は、ストバイ誌のキッズ・コレクション枠Fujiロック駐車場版で常連らしいのがなんとも男前。


そういや選挙だ。参院選だ。
ですが個人的には盛り上がってはいないのだ。ここで与野党逆転が起こっても、自民郵政民営化景気の衆院が解散するまでは、政界再編の可能性は、ないとな読み。
もちろん投票は行きますよ。
そうそう、この前丸川を至近距離遭遇。かなりブリッコはいってたな〜雨の日の赤い長靴に赤い傘で、なんだか84年辺りのキョンキョンの作り込みに似てて…あれキャラ作りは失敗してないかな。あと相当いいエステ行ってるな、ってな感想。とまれ、参院選6年という長き、珠代の30代後半から40代前半を、国会で過ごさせるというのは誰も幸福にしない選択だ。ので、選挙は絶対に野党候補に入れましょう。
今は比例に悩みます。キャスティングボードを選ぶか真実に告白するか、プラグマティズムか哲学か。
んまぁ、今日本は危険水域に入り込んでる感はあるので(一連の強行採決の勢いというのは、異常だ。この勢いと格差の加速度は、直感だがパラレルだ。)投票は必ず行って野党にした方がいい。



んで、昨日は『自由の新たな空間』(http://www.amazon.co.jp/dp/4792720931)出版記念のトークセッションをきいてきました。
http://sanseido-eventhonten.hontsuna.net/article/1896971.html
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=20742268&comm_id=395411

杉村昌昭さんの訳した本をかなり多く読んでいるという人文読書家にはレアなタイプの人なんで、この訳はかなり嬉しい。
http://urag.exblog.jp/5841124/
丹生谷貴志(付け加えるなら松浦寿輝もか)の文章が正直にがてなんだよね。
杉村昌昭さんの簡明でおおらかな文章はネグリには合ってると思うのだ。

81年の社会党政権発足、いやフランスの話。フランスじゃあ15年も左派的政権が続いたのだよ。ミッテランも後半は実質的に保守化していたけれど、80年代前半までは政策のゴーストライターとしてガタリやその他有名哲学者が参画していた時期がある、とか。
フランスの成田闘争的運動のラルザックNATO基地闘争も、社政権下で勝利して、祭をやったんだって。そのゲストで呼ばれた日本の成田三里塚農民代表団の通訳した杉村さん、その時にガタリと友人になったんだって。ちなみにゲストの受け入れ役は、今や大統領泡沫候補までなった反グロマリオのジョゼ・ボべ。
その頃イタリアから亡命してきてたネグリの授業も覗いたりしてたって。革ジャン着て教壇に立ってたってなネグリ
ドゥルーズ=ガタリドゥルーズガタリの共作として有名だけど、この本ガタリネグリ。最近見つかった草稿から、ガタリは「ミル・プラトー」は半分、「アンチ・オイディプス」は7割、「哲学とは何か」は落ちてて優しいドゥルーズが名前だけ入れてくれた、とかがわかったw
この『自由の新たな空間』はドゥルーズとの共作のやり方を、ガタリネグリとやってみた本。ネグリはそれをマイケル・ハートと受け継いでみせたという、思想(書)のスタイルのバトンにとって大事でもある。

そうそう、RLLも実際、3人でグルグル回して書いているし、お互いがネタ元だったり。だから、僕はデザインだけやっているんじゃないし、一人じゃできない、そんな自由と不自由。
ドゥルーズガタリは終世お互いを、近しい代名詞では呼ばず、ある距離を持ってリスペクトしあっていた。それでもあの様な、歴史的名著を作り上げたということだ。
RLLの3人の適切な距離感と歴史性の相関関係を演算してしまいます最近。同士/親友/友人と部活/事業/歴史の意識の違い。

この本は全ての共動性にとっての「綱領の様な物」とトークで矢部さんが話してたと思う。『自由の新たな空間』をRLLで読書会してみたい気がする。
若干ペシミスティックで、それでいて希望をもって行けるとする、キラキラがあると。


とりあえず、RLLの「D&G」Tシャツ(http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=13383646&comm_id=206778)を杉村さんは驚きと興味持ってくれたので、贈与することにした。かなり嬉しい。
実は僕のフェイバリット本は『構成権力』(http://www.amazon.co.jp/dp/4879842087)なのだ。その訳者に喜ばれるのは相当だ。
来年のネグリ来日では本人に新作を絶対に渡そう、という売名行為。希望をくれる哲学にTシャツで返答するんだ。

 哲学は世界を生きる人生の希望だ。

先日はスピヴァクサバルタンhttp://mixi.jp/view_bbs.pl?id=7721261&comm_id=206778)を贈与、たいへん喜ばれる。
さて、秋にはポール・ギルロイhttp://mixi.jp/view_bbs.pl?id=10788894&comm_id=206778)に贈与機会が待っている。
デヴィッド・グレーバーに「大杉栄」、ハキム・ベイに「T.A.Z.」、足立正生赤瀬川原平に「赤軍-PFLP・世界戦争宣言 remix by 赤瀬川原平」、ダダカンに「ダダカン」、野田努に未リリース「ブラック・マシン・ミュージック」、山谷争議団とNO-VOX「声なき者」国際ネットワークに「YAMA Attack to Attack」、素人の乱に「高円寺一揆」とこれまで多くの贈与の一撃を与えてきた。
これはなんだかアートのパフォーマンスのようじゃないか! 先日のダミアン・ハーストのダイヤの髑髏(http://illcomm.exblog.jp/5538562/)のレプリカ投棄(http://illcomm.exblog.jp/5804766/)パフォーマンスの真逆のスタイル!



さて。

もう一方の売名行為。
毎週日曜22時はRLLの「かくめい生活研究所」
http://trio4.nobody.jp/keita/

さぁ!7月のゲスト・キャンペーンもラスト!!
本日29日のゲストは、ライターの五所純子さん

五所純子〈ごしょじゅんこ〉っていったいだれ!?
パーソナリティRLL〈るるる〉との関係って!?
キーワード〈物書き〉〈文学〉〈美人〉〈VOL〉〈音の力〉〈突段〉〈おんな又力〉!????

お楽しみに!!!


実はゲスト・キャンペーンは8月も続きます!!!!

8/5 ゆっくすさん(Poetry in the Kitchenスタッフ→http://photos1.blogger.com/photoInclude/x/blogger/2857/4251/1600/290946/tbf_map01.jpg

8/12 園良太さん(憲法カフェ→http://d.hatena.ne.jp/kenpou-cafe/・ブログ→http://d.hatena.ne.jp/Ryota1981/

8/19 鶴見済さん(tsurumi's text→http://tsurumitext.seesaa.net/・Radio Freedom
http://www.voiceblog.jp/freedom/

8/26 矢部史郎(活動家・思想家→http://www.amazon.co.jp/dp/4791762630・バーテン→http://www.goldengai.net/shop/g/02/