39「だらだらと目線確認」

いやホント世間(NOT世界)のことを語るのには天下国家(NOT天下太平)を吟ずるのには、ある種のリスクと慎重さ生真面目さが伴いますね。んまぁその味も悪くないんだけれど、今夜はもっと乱痴気に言葉を放り出したい。毎週やってるネットラジオ(言いっぱなし)に慣れきった怠惰か、それとも70年代前半の油の乗切った平岡正明の文章を感冒したか。

んなんで、コミュの書き込みもそこそこに、自分のことでもだらだらと。

RLLはスキャニング・マフィアを名乗っているが、これはMARK STEWART/MAFFIA(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00070HL0U/hatena-22/ref=nosim)からのインスピレーションだったのだけど、どこかしら偽札作り100円裁判赤瀬川原平のイメージ―つまり前衛芸術の政治性とユーモア―もあり、80年代のクローネンバーグの「スキャナーズ」(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005R22W/hatena-22/ref=nosim)なディストピアのサイコ(ケデリック)とエンターテイメント馬鹿ハリウッドVHS文化のケバケバしいお菓子さ(マンチー)可笑しさ(イルドーザーの輸入文化の消化もこの方向から)もあって、この多義性が気に入っている。
贋札(価格)ならぬ贋価値作りがその本望なわけですが、そりゃ価格≠価値ってことで労働価値説を僕らは信望するべきなのだろうか、でもあるいはしかしRLLは盤おこしのブートの12インチ連作してるってことでパレート効率性なんて奇跡を信じない奴を信じない、「皿は時を越えるbyTBH」わけだから文化の欲動をゲーム理論は関数化出来ない故にこちらも関知しない、ってことでいいだろうな。つまり全てはカルチャーの問題だ。資本主義経済と文化(心の交換価値)は常に相克する、つまりやつらはダサい(価値は何でつけようか?)ってことだ。経済は歴史を紡ぎ出せない、時代は心(文化)の移り変わりだからね。何故その色に移り変わるかは、効率ではない呪われた部分だからね。
スキャニング・マフィアって造語はそのそのままカルチャー・ジャミングのこと意でもあるのだけれど、それから連想されるアドバスターズ(もちろんこの名も80年代馬鹿ハリウッドVHS文化のアプロプリエート)から逸脱する領域をもカバーするRLLの自己ジャンルとしての自律性もいい。アドバスターズ(http://adbusters.cool.ne.jp/)の笑いがjackass的な直裁さに似て照れくさいので、アドバスターズへの憧れを通過せずに、日本の洋楽文化や服飾文化や出版文化(つまり欧米文化輸入から始まる憧憬と喜びの文化)を通過した遜ったところから何かを始めたい、と思ったことも、スキャニング・マフィアには痕跡がある。20年代アヴァンギャルド芸術や50年代映画60年代ジャズ/アート70年代ロック/サイケ/パンク80年代ユースカルチャー/モードってのを日本の尖ったお洒落さん達がその時々で洋行帰り輸入剽窃偏愛してきたことへの最大の敬意。かつその語の平面性がTシャツというカンバスを象徴しているしね。つまんない反対運動なんかじゃなく、世界(観)の文化に最大の興味関心を持つ(つまり感情の保守主義ではなく感情の極左冒険趣味)ことから何かを。文化には何かあるんだ奇跡が。
で、文化への義理人情をもって翻訳は街のカルスタって気取るわけだけど、僕は義理つまり道理の正しさdutyを前提とするが、ハーポ部長は人の情つまり自然な情感feelingsを興味本意で探り当てるlike ブルースリー。∞+∞=∞は快楽からアプローチするからカルスタじゃないんだけれね。DJとは音楽の快楽点の差異を時間的にグラデーションさせて絵を描く行為、だとするとこの3人の義理人情快楽が織り成すB2BのDJグループのグルーヴは、文化の差異から喜びの導火線を探り目利き掘り起こす。
目線が伝わっただろうか?

UNDO-BU
REVOLUTION-POP STUDIES
CULTURE JAMMING POSSE
PRO-SITUATIONIST
SCANNING MAFIA
BIO-POLITICS CHANOYU SQUAD
CHUO-LINE MULTITUDE
"CULTURE-POLITICS"UNIT
"WEARABLE IDEA" TEE-SHIRT MAKER!
これらはHPのトップを飾る予定のRLLの自己申告、パーティー内容。いずれも概念を含み誤解を催しながら流通していく多義語なんだな。