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Roots Radicals / Rancid / '95

既にグリーンデイとオフスプリングがブレイクし終えた95年に次に行くのはランシドだと言われ、満を持して出された3rd(ジャケはマイナー・スレットのパクリ)。結局メジャーではなく出戻りでエピタフレーベルから出されたのだ。このアルバムの彼等のおかげもあって、老舗エピタフは世界最大のインディーとなり、現在も活発にパンクな姿勢のアーティスト(パンクバンドだけではない!)をリリースしている。
ランシドは古式ゆかしいUKスタイルのパンク/HCを西海岸的FUNと混ぜ合わせつつ、キチンと曲を書いて転がる。決してハードコアだと言う気はないがオーソドックスなロックンロォルバンドとして過剰に優秀である、ある意味無欠。以後、甘くなりがちなシーンの楔の役目も果たし、マイペースに活動中。あ、軽視されがちだが彼等の詞は(ジム・キャロル/ジョー・ストラマー的に)もっと評価していい。
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