100songs-072
Lucky Denver Mint / Jimmy Eat World / '99
スウィートなVoのメロと分かりやすいドラマチックなソングライティングで、エモの一般的な人気を決定つけたアリゾナ出身の4人組。メジャー感のある甘すぎるアレンジがコア方面には不評で軟弱な印象を持たれがちだが、アルバムでは7分16分のポップソングの枠を超える長尺に打ち込み/ドラムループ/ノイズが入る実験性も。延々と続くカッティングがダブ的奥行きを作り出し、ブレイクビーツ的なスネアが硬調の質感を演出する、ループするメロウなポップソングが他のバンドには無い個性。同時期UKで流行った女歌+ループ物のトリップホップ歌謡曲をインディーバンドで再現という仕組みか。案外ビョークのカバー等が似合うかもしれない。この曲はメグ・ライアンの恋愛映画のサントラに使われたドメジャーな印象のシングル。以後期待を裏切らない方向で活躍中、今年のフジにも登場。
