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Blue Monday / New Order / '83
フロントマンに逝かれた月曜朝のことを歌ったこの史上最も売れた12インチでニューオーダーはシーンの最前線に返り咲く。英国だけでも80万枚も売れたのだが、フロッピーに似せた穴空きジャケットが原価よりも10ペンス高く、ファクトリーに大損させた。しかしファクトリーがマッドチェスターで中心的位置にいるきっかけになった曲でもある。バンドは最先端のディスコ/エレクトロ/ヒップホップに傾倒していた。当時最新のドラムマシーン“オーヴァーハイムDMX”を使用して作られたが、レコーディング直前にクラッシュ、再度打ち込み直した結果、彼等特有の憂いを持つ印象的なデジタル・ビートへ発展したのだった。英国初のインディー・エレクトロ・ダンス・ロックの誕生であった。中心メンバーの死によってロックンロォルバンド的構造から解放された彼等は結果、ロックンロォルの拡大混血を産み出す。
