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Roadrunner / The Modern Lovers / '76

NYパンクの枠に入れようか迷いましたが一応。ベルベッツの元追っかけ、ジョナサン・リッチマン率いるモダン・ラヴァーズのアルバム1曲目、ピストルズがカヴァーしていた名曲。ジョン・ケイルプロデュースの醒めたサウンドにジョナサンの変人ヴォーカルが乗る。今でこそ天然癒し系不思議キャラで全世界にファンを持つ彼も、ここでは青春の翳りを発露させて若干痛い、それが今作の魅力。このアルバムはレコーディングからリリースするまでに5年を必要としたが、おかげで彼等はロンドンパンクスにも受け入れられたようだ。のちにKbdがトーキング・ヘッズにDがカーズで活躍する。NY系の音を真っ直ぐたどる中に絶対に彼等は存在する、貴重な個性を持ったバンドである。因に個人的にはストロークスの楽曲は彼等のロックしている時に近いように感じるのだがどうだろう? もっともジョナサンの個性はストロークスには体現しようないが。

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